人事部長 4. 理想の上司

若手社員に「理想の上司・先輩はどんな人ですか?」と質問しますと「丁重に仕事を教えてくれる人」と回答する人が、Z世代の割を占めるというデータがあります。

この若手社員の想いの背景には、現在上司である30代以上の方が、若手時代に教わった仕事の教わり方との、大きなギャップがあるのではないかと思います。

今「背中で見せる時代」から「理論的に説明する時代」へと大きく変化して来ております。あなたは部下に仕事を教えるとき、「まぁ、とにかく一度やってみて!」と言ってしまうことはありませんか?この教え方をされた若手社員は「私はどうでもよい扱いをされてしまっている」と誤解してしまったり、「必要とされていないから、そういう教え方をするんだ」と思い込んでしまうなど、仕事への意欲が低下したり、会社には居場所がないと塞ぎ込んでしまうといったことがあります。

この状態が続くことにより、若手社員が定着せず、人財流出に繋がり、組織の課題へと発展して行きます。

Z世代を含めた若手世代を、どうヤル気を持って定着させるのか?中々難しい課題ですが、それを乗り越えて行かなければ、将来の発展は見込めません。

               続く

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