そして理事長室に呼ばれ、理事長から言われた言葉が 『下裏君！君は今、裸の王様だよ』でした。しかしその意味が全く理解出来ませんでした。すると理事長が『仕事は一人で出来るものではない。皆んなの力を借りなければ出来ない。お前さんが一人でどれだけ頑張っても、一人は一人の仕事しか出来ない。人には其々出来ることと出来ないことがある。どんな仕事でも有難う！と言い、ここをこうすれば、もっとよくなるのではないとアドバイスをするのだ。そうすれば、必ず部下は付いて来るから。 』と言われました。この理事長の教えのお陰で、今日があると感謝しております。
上に立って物事を見ると遠くまで見えますが、その場は、足が震えるような崖っぷちであったり、余りの絶景に酔いしびれたりします。私は余りの絶景に酔いしびれてしまいました。そして、理事長の教えで、その場が足が震えるような、危険な場であったことを初めて知ったのです。
組織に於いても、係長・課長・部長・担当役員とそれぞれの段階で、部下を指導することが大切です。それを一人でも怠ると時には、取り返しのつかないことになります。これは人事部に限ったことではありません。
最近発生した「臨時特別給付金過剰支払の件」や「住民データ紛失の件」などは、其々の役職のチェックが甘かったことも大きな要因の一つです。
続く(
