変化 57. 活性化事例「総合病院」(14) フロー図の活用

各プロセス表を作成する迄には、どうすればよいか?四苦八苦しました。この「プロセス表」を作成する前段階として、「フロー図」を作成することを思い付きました。

この「フロー図」を作成することで、「プロセス表」の作成はスムーズに行きました。何故なら、この「フロー図」を作成することで、作り上げようとする「プロセス表」の全体のイメージが出来上がったからです。

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この仕組み作りで用いられるのは、システム全体の流れを表す「システムフロー図」と手順の流れを示す「業務フロー図」が一般的ですが、両者は枠組みの大きさが違うだけで、基本的には同じ意味のものです。この仕組み作りに於いては、「フロー図」の利用方法は、大きく分けて2種類あります。

一つは、「仕組みの流れを大よそ把握するために、基本の流れを追うことを趣旨とする「システムフロー」としての使い方です。もう一つは、手順書の流れを分かりやすく説明するための「業務フロー図」です。

途中で手順が条件により、分岐するような複雑な流れなどの場合、文書だけではわからないため、文書末に参考とをしてフロー図を付けることがあります。

この2つの利用の仕方は、それぞれ違いますが、同じ「フロー図」という表現ですので、誤解しないように注意しなければなりません。

この「仕組み作り」の流れは次の通りです。

① システムフローの検討

 システム全体の流れは?分岐点はあるのか?誰が

 責任者か?必要なものな何か?

② スケジュール作成

 担当部門・責任の所在・仕組みの構築の難易

 度・仕組みの構築順序など

③ プロセス表の作成 

 システムの流れの詳細を含め、プロセス表作りの

 明確化・当初計画は実行可能かどうかの確認

④ 手順書の作成→業務フロー図作成

 手順書の詳細を含め、業務フロー図にして理解し

 易くする

⑤ 仕組み全体及び詳細の検証・確認

 実際に実行可能か?矛盾はないかの確認をする

                 続く

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