変化 49. 活性化事例「総合病院」⑺ 仕組みとは

「問題点の解消」には、「仕組みの見直し」がキーポイントですが、何故仕組みの見直しをすれば、問題点は解消されるのでしょうか?

今回、事例とした総合病院では、院内の問題点を実際に出して見て初めて、「仕組みの見直しをすれば、問題点が解消出来る」と理解することが出来ました。

しかし、問題点が抽出されないと、「仕組みを見直すことで、問題点が解消出来る」という流れを、理解することはなかなか難しいと考えます。

では「仕組み」とは何でしょうか?「仕組み」のことを、別名「システム」と一般的に使用されますが、さてその意味をしっかりと理解されて使用されているのでしょうか?少し疑問です。

この「仕組み ( システム ) 」には、必ず「入口と出口」があり、次の図の様になります。

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プロセスとは、目的地に着くまでの、「道のり」を決めたものです。目的地に、誰もが確実に到着するように、「どこを通っていくのか」を、決めることが重要です。目的地だけが決まっている状態では、人によって遅く着いたり、目的地に着かなかったりと、予期せぬトラブルに見舞われたりします。

条件によっては、どの道を通ればいいのか、トラブルが発生した場合は、どのように対処すればよいのか?何を目印に目指せばよいのか?このようなことを含めて、プロセスを決めて行きます。決めたプロセスに問題があれば、それを見直せばよいのです。

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システムとは、プロセスを使って、最終的なゴール( 診療管理や安全管理などの大きな枠組み )に導くための体系や制度・機構のことです。

                 続く

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