変化 39. 活性化事例「日中合弁会社」(17) やっと大地に

年末を迎える頃には、真っ暗なトンネルを出て、明るい「大地」を踏みしめることが出来ました。四苦八苦しながら、活性化に入ってから一年が経っていました。

これは中国の工場に、常駐してみえた「専務」の「12月」の「研修レポート」です。

「新年は、本当に重苦しい気持ちで迎えました。海外の安い工賃に押され、受注は減り、この2年間赤字でした。今後も低迷が予測されるこの業界で、全面閉鎖を考えながらも、やはり従業員を抱えて心情的にも、又今まで築いて来た未練も相まって社長共々、苦悩の日々でした。

そんな思いをしている時、下裏先生のお話を聞き、苦しい資金繰りの中、多額の投資をすることに、一時は迷いましたが、企業生命を全て先生にかけることに決心しました。今思えば4月頃からでしようか。何かぼんやりとですが、会社が変わって行くのが実感できるようになりました。この頃から社員の顔も明るくなり、活気が出て来たように思います。今、私は、活性化は必ず成功すると確信しています。」

この「専務」の研修レポートは、長かったトンネルを、抜け出すことが出来た、喜びの「心境」そのものです。

このお客様の活性化は、1年10ヶ月で終わりました。初めての、海外での活性化コンサルが、「一党独裁」の中国でしたが、これは「出来ることしか与えられない」という、「父」の教えがあったお陰で、活性化が成功したと感謝しております。

新しい「政治の仕組み」の構築も、必ず出来ると確信しております。次回からは、その「政治の仕組み」の「構築方法」に入ります。

                                                                続く

f:id:swnm8:20211011093852j:image