ヒント ② 経験知

先日テレビを観ていますと「あてずっぽうと閃きは全く違うものである」と言われていました。その違いは「あてずっぽうは根拠がなくデタラメのことが多い。それに対して閃きは、経験知と経験知が何かの拍子に結び付き生まれるものであり、その精度は大変高い」と言われていました。やはり「閃き」の原点は「経験知」にあると知り納得しました。

しかしこの「経験知をどう活かすか?」それが大変難しい所です。この「経験知」は、知識を知恵として活かすことができた時にしか、「経験知」として生まれ変わりません。正に知恵は「知識」がなければ生まれないのです。しかし、この知識も知恵も経験知も体系的に整理し、何時でも使える様にして置かなければ、烏合の衆と同じです。

私の最大の閃きは、樽を企業に例えた「樽式活性化法」です。この「樽式活性化法」が閃いたのは、秋田県鹿角市大湯温泉の露天風呂でした。そこで偶然、壊れた風呂桶を見て、世界で初めてという「樽式活性化法」が閃いたのです。

今振り返っても、何故壊れた風呂桶から「樽式活性化法」が閃いたのか?分かりません。この頃は「企業の組織の役割を形として説明することが出来ないだろうか?」と悩み悩んでいました。

この悩んでいたことと、沢山の経験知が結び付いて「樽式活性化法」が閃いたのではないかと考えております。

改めて「ヒントは閃きから生まれ、閃きは経験知から生まれる」という流れを理解することが出来ました。

                   続く

f:id:swnm8:20210617135223j:image