僕が決して運転して欲しくない人がみえます。その人は一番新しい社員さんです。この会社の社員さんは、2人ですので、新しいと言っても、勤続年数は10数年になるとのことです。
この社員さんは運転免許を持ってみえても、ペーパードライバーで余り運転が上手くないんです。今は「パッソ」に乗って見えます。入社から10数年経って、やっとご主人様は「安心して運転を任せられる」と言って見えます。
しかし、僕はこの社員さんが運転しようとすると「頼むからやめて！」と、ご主人様にお願いします。「パッソ」でやっと車間間隔が分かったのに、僕のサイズでは、とても無理です。あっちこっちにぶつけられて、怪我をするのがオチです。そんな痛い目に遭うのは本当に嫌です。しかし「どんな仕事を任せても大丈夫」と、ご主人様はこの方に絶対信頼を寄せて見えます。それは素晴らしいことです。
僕が安心して運転を任せられるのは、ご主人様と一番古い社員さんです。このお二人が運転されると、僕も安心して走ることが出来ます。
このお二人には、其々運転の特徴があります。古い社員さんは、ご主人様より2回り以上も若いのに、高速道路でも100kを下回り、ドンドン追い越されても気にせず、安全運転をされます。しかし仕事は凄いスピードを出され、ご主人様が「もう出来たのか」と驚いて見えます。
ご主人様も、仕事はスピードを上げてもいいですが、僕にはもう少し歳を考えて、スピードを控えて欲しいと思います。
続く
