僕はスマホ ( 5 ) タァ君

僕には弟のタブレットの「タァ君」がいます。「タァ君」は昨年11月に仲間になりました。今、僕と「タァ君」は、ペアで下さんの仕事のお手伝いをしています。

その役割分担も決まっており、僕は下さんが作成される書類などの入力業務を担当し、「タァ君」はそのデータを管理する役割を担っています。

「タァ君」の方が画面も大きく、入力作業もし易いと思いますが、下さんは僕が大好きな様で、画面が小さく、字が細かくても気にされず、僕を使って仕事をされます。

流石にネットでニュースを見られる時は「タァ君」の出番です。「タァ君」は大きな体の割に気が小さく、何時も「タァ君」専用の鞄に入り寝ていました。

しかし、最近は「タァ君」の出番も多くなりました。それは社員さんからの書類が全て「タァ君」に送られて来るからです。その書類を下さんが確認し、社員さんに返送されます。

下さんが社員さんに黙って、「タァ君」を買われ「社長!こんなタブレットを買って本当に使いこなせるのですか?」と大変厳しいことを言われて見えました。しかし、今はこの「タァ君」のお陰で、各種書類の管理が出来る様になってのですから、買われた効果は出ていると一安心しております。

                 続く

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