僕はマジェスタ ( 9 ) 体操

白鳥インターを過ぎると、ご主人様は「古城山パーキングエリア」で体操をされます。その体操が長いのです。20から30分されます。僕はその間、ゆっくりと休むことが出来、感謝しております。

この体操は、腕を回したり、腰を回したり、背伸びをしたり、スクワットをしたりと、10種類以上の体操をされます。よくまあ!人前で体操が出来るものだと、半ば呆れております。

しかし、ご主人様は真剣です。顔を真っ赤にして、体操をして見えます。76歳の後期高齢者が、パーキングエリアで、真っ赤な顔をして、体操するなど誰も想像出来ないからです。

野良猫が、ご主人様の体操をされる姿を見て「馬鹿に付ける薬無し」との顔をして、大欠伸をしています。野良猫にまで馬鹿にされてみえます。

高山を出るときは、マイナス3度だったのが、古城山パーキングエリアに着くと、10度近くになつています。体操をされても手袋は要りません。

気持ち良さそうに、体操をされるご主人様を見ていますと、やはり自分の身体は、恥ずかしがることなく、体操などをして鍛えることが大切であることを学びました。

それにしても、ご主人様は歳の割によく動かれます。身体も頭も寝ているとき以外動いてみえるように感じます。ご主人様に失礼ですが、棺桶に入って、やっと動きがが止まるのではないかと思います。

この頃、後ろ姿を見ると、ガッチリとした身体になられ、頼もしく感じます。

                   続く

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古城山パーキングエリアの野良猫もご主人様に呆れて大欠伸をしていました。