僕はマジェスタ ( 10 ) お願い

僕からご主人様にお願いがあります。それは「2年後も僕に乗っていただきたいということ」です。ご主人様は5年毎に新しい車に替えて見えます。そうすると2年後には、僕はお払い箱になります。こんな寂しいことはありません。

クラウンマジェスタ」という、長年愛された車が、一台でも消えることが寂しくてなりません。デーラーの担当の方は、当然、新しい車を勧められると思います。その誘惑に負けることなく、是非、僕にいつまでも乗り続けて欲しいと願っております。

お爺ちゃんやお父さんは、5年間に18万から23万k以上走られました。しかし、僕はご主人様の足の怪我やコロナの影響などがあって、走った距離は今の時点でまだ8万kです。2年後でも11万k前後ではないかと予測しております。僕はまだ大きな病気はしておりません。ご主人様をお守りするだけの力は十分にあります。

ご主人様の76歳という歳を考えれば、乗り慣れた僕が、一番だと思っています。どうか僕と一緒に、いつまでもドライブして下さい。

ご主人様の運転の癖は、嫌と言うほど知っております。この癖を知るには、並大抵のことでは出来ません。歳を重ねられ、自らの運転を辞め、後ろの座席でゆっくりとくつろがれても大丈夫です。今まで、後ろの座席に乗られたことは、皆無に等しい思います。

こんなお願いをご主人様にお願いをして「僕のマジェスタ」を閉めさせていただきます。有難うございました。自分で言っては僭越ですが「マジェスタ」はいい車です。

                   終わり

次回からは、リフォームでお嫁入りした「私はWベッド」が始まります。

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御岳です。