何と急に「物不足」になったことでしようか?戦後の「物不足」を少し経験した年齢ですが、これだけマスクなど一部の商品が買えないとは本当に驚きです。
小学一年生の時の記念写真を見ますと、藁草履を履いた人が何人かいます。教科書は兄弟は勿論、近所からもいただき、それを又次へと使い回しをしました。
母から「教科書は次に〇〇ちゃんが使うのだから、汚さない様に大切に使いなさい」といつも言われました。一冊の教科書が何年にも渡って使われたのです。今では考えられません。
魚や肉は魚屋さんが、氷を詰めて背子に背負い、販売に見えました。近所のお母さん達が集まり、ワイワイ言いながら買い求めていました。今思えば「よくこんな保存管理で食中毒にかからなかったなぁ」と不思議に思います。この頃のバナナは大変珍しく一本のバナナをみんなで分け合って食べましたが「美味かったこと!」懐かしい思い出です。
こんな時代を経験した世代から見ますと、今回は外出自粛は出ていますが、食べ物に不足することなく過ごせることに感謝しております。
「不足を知って 物の大切さを知り
外出自粛が 外出出来る有難さを知り
何事も厳しい環境の中でこそ
多くのことを学ぶことが出来る」