埼玉県川口市の鋳物会社が開発した「鋳物で出来た壊れない小便器」のニュースに驚きました。この小便器の開発を依頼したのは東京都で「小便器が壊されることで年間1000万円余りの取り替え費用が掛かる」とのことからでした。
小用で使用するだけの小便器を、何故壊すのでしょうか?何と罰当たりなことをする人がいるのでしょうか?驚きました。
このトイレにも国の文化が大きく影響していると考えます。
今から25年前中国の縫製業の会社に2年間活性化に取り組みました。工場のトイレをはじめ、何処のトイレも、余りにも掃除がされていない事と不衛生なのに驚きました。
驚く事に、工場も揚子江を渡るカーフェリーも女性用トイレは、幅1m、長さ3m程に8人から10人余りが一度に入ります。羞恥心という面でも、日本とは大きな開きがある事を知りました。
そのトイレは眼を覆いたくなる程汚れています。もう一つ驚いた事は手を洗わないという事です。中国で武漢ウイルスが蔓延しても当然です。
活性化は、このトイレ掃除と手洗いから取り組みましたが、半年後にはトイレと洗面所の改修も終わり、手洗いの習慣も定着し、手脂による不良率も大幅に改善する事が出来ました。
改めてトイレを神が宿る場として敬い、手洗いの文化を作り上げた先人に頭が下がるばかりです。
先人の 手水で清め 参拝し
我が身を守る 知恵を学びて
長野県茅野市の尖石縄文考古館で撮りました。縄文の人々は何を思い火炎土器を作ったのでしょうか?