今朝の新聞に「国民に配布するマスクの未配布分を全品回収」と出ていました。何故こんな時に「不良品マスク」とショックを受けました。このマスクが何処の国で生産されたのか?載っておりませんが、納入した「興和と伊藤忠商事」の責任は大変重いと思われます。
今から 25年前に婦人服を生産する日中合弁企業の活性化に、総経理 ( 社長 ) として取り組みました。この時一番驚いたのは、80%という余りにも高い不良率でした。
その不良品を生み出していた最大の要因が「手脂による汚れ」でした。これを生み出していた1つの要因が「中国の手を洗うという習慣が無いこと」でした。2つ目は「品質管理の仕組みが出来ていなかったこと」です。
今回の件の記事を見て「これは興和と伊藤忠の製造工場の品質管理システムの管理ミスにある」と思われます。グローバル化が進む中で、しっかりと考えなければならないことは「他者の責任にするのではなく、自らの責任を果たすこと」を徹底しなければ、生き残ることは出来ないと思われます。これは政治の世界でも同じ事が言えます。
この一つのミスが「安倍総理をはじめ、国民にどれだけの不安を抱かせたか」をしっかりと問いかけて欲しいと思います。
「不良品は 必ず生まれる
それを最小限に抑えるには
従業員一人ひとりの責任感と
品質管理システムで防ぐ事が出来る」