めでた

昨晩、町内の新年宴会に行って飛騨めでたを唄いました。飛騨では宴会の席では必ずこの「飛騨めでた」が唄われます。
この飛騨めでたの歌詞は「めでた めでたの 若松様よ 枝も栄よる 葉も茂る」これだけの唄ですが、独特の節回しの民謡です。この飛騨めでたは地域によって節が違い、めでたを聞けば、どこの地域の人か分かるほどです。
飛騨ではこのめでたが出るまでは席を離れてはいけないというしきたりになっています。私の飛騨めでたは育つた飛騨市神岡町の飛騨めでたですが、私独自の節回しが入りますので下裏流飛騨めでたです。
私は研修、講演などで話すことが仕事で、いかに大きな、通る声が出せるか、そして参加者にいかにインパクトを与えることが出来るか、毎日がその闘いです。
古希を迎えても声が衰えないのは、子供の頃から躾けられたお経や謡、詩吟などの飛騨文化のお陰と心から感謝しております。
写真は飛騨春慶の重箱てす。
「めでた出て 徳利片手に 席回り」