プレゼント

私は両親とふるさとからかけがえのないプレゼントをいただきました。両親からのプレゼントは2つあります。一つが「大きな声とパワー」です。2つ目は「暗示」です。この「声とパワー」は両親からの贈り物と共に私が生まれ育ったふるさと、飛騨文化のお陰と心から感謝しております。
飛騨では子供の頃からお経を読むことが躾られました。私の家は浄土真宗本願寺派で御西様と言われます。お経は「正信偈仏説阿弥陀経」と「飛騨めでた」も習いました。社会人になって「謡、詩吟」も習いました。このように多くの声を出す習い事をしたことが、今も大きな声とパワーの源と感謝しております。
又母からは「お前は東南海地震と天生金山で生まれ、天の力を授かったのだから自信を持って生きろ」この言葉に不思議にも大きな力が湧き、どんな苦しいことがあってもこの言葉を思い出し、乗り越えることが出来たと感謝しております。
この地震は不思議なことに私の人生の大きな節目に起こります。阪神淡路大震災が発生した平成17年1月17日の3日後の20日に初めて日中合弁企業の活性化に名古屋空港から飛び立ちました。飛行機から神戸の街を眺めると震災の爪跡は生々しく所々黒い煙が上がっていました。初めての海外での仕事に不安と格闘しながら上海空港に降り立ちました。
そして2年間「総経理 ( 社長 ) 」として言葉や文化などの違いに格闘し取り組みましたが活性化は成功しました。これも両親の教えと飛騨文化のお陰と感謝しております。
「両親と ふるさとの土 我育て」