2019-09-09から1日間の記事一覧

人生の並木道 青年期編 ⑶

不思議にもこの父から託された夢は、歳を重ねれば重ねるほど、重くのしかかって来ました。父は自宅で開業しましたが、私が高校に入学すると、神岡町の市内で開業しました。毎日父の手を取り、バスで高校に通いました。 高校を卒業し、飛騨信用組合神岡支店に…

人生の並木道 青年期編 ⑵

父の失明で生活環境は大きく変わりました。その当時、父は地元の食品製造会社の専務をし、何不自由ない生活を送っていました。それが一夜にして、どん底の生活に追い込まれたのです。 約2年間高山日赤病院で治療を受けましたが、治ることはなく、完全に失明…