「人を育てるための強育・競育・共育とは」


 『日経ビジネス2010/2/15号の「極言」に強育直言極言』に強育・競育・共育とありました。その強育とは「社員に少し重い仕事をさせること」競育とは「同じ年代で競いながら育つこと」共育とは「経営者と社員とが共に学び、共に育つこと」とありました。私もこの3つの“きょういく”には大賛成です。昨年6月に入社した38歳の社員には、今月からISO14001(環境マネジメントシステム)を担当させました。この社員は以前にISO14001の認証取得の実務担当を経験していたことから、今回はその実績を試す意味でも、責任者として任命しました。これは正に強育にあたります。当社には、入社8年目を迎えた37歳の社員と今回ISO14001を担当する38歳の社員は同年代で、今後大いに競い合って仕事をしてほしいと願っております。この37歳の社員には、ISO9001の認証取得を主とした仕事とし、38歳の社員にはISO14001の認証取得を主とした仕事として、それぞれがプロとしての仕事が出来るようにと願っております。これが正に競育です。そして先月から当社の柱である「樽式活性化法」の見直しを行い、その完成度を高めております。この見直しは毎月2回、4日間社内研修を行います。そして、その結果を全て文章にまとめ「樽式活性化法マニュアル」として作成しております。これが共育です。このように教育を3本の柱として捉えることで、今までとは違った角度から見ることが出来ます。いかにして社員が持つ潜在能力を互いに発見し、活かすことが出来るか、この3つの“きょういく”を元に考えて生きたいと思っております。』