小学3年生の孫が高山に来た時「まだ食べるの?」と問いますと「これは別腹」と言われ驚きました。「何処でそんな言葉覚えたの?」と問いますと「学校で皆んな言っているよ」と言われました。
私の子供の頃は「別腹」などありませんでした。何故なら、いつも腹を空かしていたからです。この頃は皆んな貧しく、野いちごやアケビ・グミなど食べれる物はなんでも食べました。その名残が今も味噌汁などを作る時に残っています。
今は物が溢れ、金さえ出せば何でも買える時代になりました。豊かな生活を送れることは有難いことですが、これが又一つ間違えると大変なことになります。その一つが栄養過剰などの影響で、糖尿病や高血圧などの基礎疾患の患者が多くなったことです。
このような事態を招いているのが「別腹」という存在ではないでしょうか?医学的に見ても「別腹」は存在するのだそうです。ネットで調べますと
『別腹は本当です。 医学的にも立証された現象です。 「おなかいっぱいで、もう食べられない」と思っていても、おいしそうなデザートを目にすると食べられてしまう経験をお持ちの方は多いと思います。 "別腹"には、脳から分泌されるオレキシンという化学物質が深く関係しています。』とあります。
こんな「別腹」から「豊かさとは何か?」を改めて考えさせられました。
豊かさを 求めて歩む 日々なれど
豊かな心 育む難し