勿体ない

中国の習近平国家主席が突如「飲食の浪費を断固阻止する」との指示を出したと載っています。この指示の裏には、米中貿易戦争と自然災害の影響があると言われますが、これには大賛成です。

今から25年前、日中合弁会社の総経理 ( 社長 ) として活性化に取り組みました。そこで何十回か会食をしましたが、出てくる量の多さにビックリしました。5分の1も食べない内に下げてしまい、又次の料理が山の様に出て来ます。

最初は珍しさから食べていましたが、半分も料理が出ない内にダウンしてしまいました。

そしてテーブルの上には、食べ残しや骨などが散らばっています。中国ではテーブルの上を汚すことが、接客のマナーとも聞きました。この様なことは日本では考えられないことです。

人類の歴史は餓死との戦いです。今、世界には食べるものが無くて、餓死する人がいる中で、中国の食生活の改善が叫ばれることは、本当に喜ばしいことです。

サバクトビバッタや森林火災などで、食糧危機が叫ばれる中、日本でも大食を競い合う様なテレビ番組があることに、疑問を感じてなりません。

両親から「一粒のご飯も残すな」との教えが改めて思い出されます。

「腹八分目 医者いらず」との諺も、猛暑で内臓が傷みやすい今こそ、心すべきと思い知りました。

f:id:swnm8:20200821074629j:image