綱渡り 1. 魔物

78年間の人生を振り返ると、それはいつも「綱渡り」の状態でした。よくまぁ!この命綱が切れ、大怪我をすることなく、過ごしてこれたことに感謝しております。

この命綱の強度や太さは人様々です。この強度や太さは生まれた環境に大きく左右されますが、この命綱の手入れや点検を怠ると、いつ何処で切れ、谷底へ叩きつけられるか分かりません。

ロシアのウクライナ侵攻を観ていますと、国という命綱が一人の独裁者によっていつ切れ、国民が谷底に叩き落とされるかもしれません。もっと恐ろしいことは、核兵器を使用することで、地球上に住む多くの生命に壊滅的な影響を与えることです。

これを生み出す最大の要因は「自己過信と野心」という恐ろしい「魔物」です。この自己過信と野心に酔ってしまうと、いつ切れるか分からない「命綱」を掴んでいることを忘れてしまい、周りの風景が見えなくなってしまいます。

見えるのは、都合のいい事ばかり言う人の集まりです。正にプーチン大統領はこの風景に酔いしびれ、現実が見えなくなってしまつているようです。本当に恐ろしいことです。

                続く

f:id:swnm8:20230706102315j:image