長い旅路 26. 感謝

人生という長い旅路の始まりは、両親も、生まれる国も、選ぶことが出来ない、未知の世界から第一歩を踏み出し、自らの力で歩んでいかなければなりません。

来年傘寿を迎え、長い旅路を家族や社員・多くの仲間と手を取り、ワイワイ言いながら歩んで来ました。時には疲れて一休みしても、皆んな嫌がることなく待っていてくれました。皆んなに助けられて、今日があります。有難いことです。

しかし、長い旅路の最後は、一人で歩んで行かなければなりません。「ありがとう。さようなら。」この一言が人生最後の別れの言葉になります。

今まで両親・知人など沢山の方の最後を見届けて来ました。そんな中で「幸せな最後だなぁ」と思ったのは「私は精一杯生きた。これで十分。ありがとう。」という思いで息を引き取られる人の姿です。この「感謝」の気持ちが、安らかな死を迎える一番の力になると知りました。

このように思い残すことのない、最後の日を迎えるためには、日々「感謝」の気持ちを忘れないことが、一番大切であることを改めて知りました。

これからも、この「感謝」の気持ちを忘れることなく、明るく元気に過ごしていきたいと思います。

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