姫竹

昨日、高山市国府町の道の駅に行きますと「姫竹」が出ていました。子供の頃、母の実家の山に「姫竹」をよく採りに行きました。懐かしい思い出です。

今は、この「姫竹」の出る山では、熊と遭遇することが多発しており、熊に襲われ怪我をされることもあります。何故?これだけ里山に熊が出没するようになったのでしようか。

その大きな要因の一つが、山の手入れをしなくなったことにあります。山歩きをしていますと、遊歩道になっていながら、立木が倒れているなど、山が荒れていることは目に見えて実感することが出来ます。

国内材が安い外材に押されることで、山が荒れる大きな要因の一つにもなっています。この外材の輸入先であるロシアが、ウクライナ侵攻で色々な規制を受け、合板など建築材に不可欠なロシア材の輸入に大きな影響が出ています。その結果、合板などの建築材が値上がりし、住宅の新築やリフォームなどにも、大きな影響が出ています。

この「姫竹」も山が荒れることで、日陰が増え笹が育たなくなり「姫竹」も採れなくなります。この「姫竹」も子供の頃は「又姫竹!」と愚痴を言った頃とは、全く違って季節を楽しむ珍味となっていくのでしょうか?

懐かしい「姫竹」を口に入れると、母の笑顔が走馬灯のように流れて行きます。

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味噌煮でいただきました。