春の訪れ

昨夜は春の訪れを告げる「タラの芽・あずきな・わらび・筍(孟宗竹)・新玉ねぎ」をいただきました。「タラの芽・あずきな」は天ぷらで、「わらび」は灰であくを抜き「アクワラビ」にし、筍は米ねかでアク抜きをしいただきました。「アクワラビ」の灰は、三十数年前に母親の妹さんの家からいただき、それを大切に今も使っています。

この「アクワラビ」を作るのに、今は重曹を使用しますが、この灰はブナや楢・栗などの木を燃やした囲炉裏の灰で、不思議なことに、この灰を使用すると苦味は消え「わらび」本来の味がします。

もうすぐ飛騨北部では「姫竹」と「ぜんまい」のシーズンを迎えます。この「姫竹」は笹藪の中に生えており、春の山菜の王様です。最近は、この「姫竹」採りに行って熊に遭遇することが多々ありますが、もう「姫竹」を採りに行くことはしません。「ぜんまい」は干しておき、お正月の料理には欠かせない一品です。

こんな春の訪れを告げる「山菜」をいただき、元気に過ごせることに感謝しております。

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