行政改革は洗濯 8.気づきの窓「レンガ積み」

 この「気づきの窓」は毎日積み重なっていく「経験知」の管理の大切さを知っていただくために配付しました。  

『毎日お疲れ様です。今日は、「レンガ積み」という話をさせていただきます。

三人のレンガ積み職人がレンガを積んでいました。それを見ていたある人が一人の職人に質問をしました。「何をしているのですか。」その職人は答えました。「レンガを積んでいるのです。」二人目の職人にも同じ質問をしました。その職人は答えました。「壁をつくっているのです。」三人目の職人にも同じ質問をしました。その職人は答えました。「城をつくっているのです。」
 この話は大変有名な話ですが、この話からあなたはどんなことに気づきましたか。一人目の職人は「ただレンガを積んでいる」、二人目の職人は「壁をつくるという目標がある」、三人目の職人は「城をつくるという夢(目的)がある」ということが言えます。

 この、レンガを積むという同じ仕事をしているのにもかかわらず、三人の職人の視点には大きな違いがあります。下を向いて仕事を行うのか、あるいは前を向いて仕事を行うのか。同じ時間の中でどう生きるかは、時間の使い方から知恵の差につながってきます。正に「モノは金で買えるが、時は金で買うことができない」というわけです。

 つまり、この三人のレンガ職人から学ぶべきは、「経験知」ということです。一人目のレンガを積むという経験、二人目の壁をつくるという経験、そして三人目の城をつくるという経験には、天と地ほどの差が生まれてきます。それは、「経験知」という知恵の広がりの差です。夢や目的はこの「経験知」の広がりを大きく左右します。

 何事にも前向きに考え、取り組むことにより、この「経験知」はより広く、またより深いものになります。「企業は人なり」といわれますが、今この厳しい時代に、企業も個人も勝ち残るためには、いかにしてこの「経験知」を整理し、活かすことができるかにかかっています。

 ぜひ、この機会を利用して「経験知」の整理をし、常に活用できるようにしていって下さい』

今日の言葉

 レンガ積み職人の三人から経験知の重要性を学ぶ

                 続く

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ネットから借用しました。