経験知とは?

昨日「定年と経験知」を投稿しましたが「経験知とは何?」との質問がありましたので少し説明させて頂きます。

「経験知」とは「知識を自分のものとして活かせる様にする事」です。どんな素晴らしい大学を卒業し「知識」を得ても、それを活かすことが出来なければ「絵に描いた餅」です。只の頭でっかちです。

「知識」とは「種」です。「種」は大地に蒔いて育てなければ、唯の「種」で時が経てば風化してしまいます。「一粒の籾が実りの秋には、2000粒の米になる」様に「知識」を「経験知」として育てる事が大切です。

では、この「種」である「知識」を「経験知」として育てるにはどうすればよいのでしょうか?その一つは「日々の仕事の中で、どうすれば生産性が上がるか?など常に問題意識を持つこと」です。二つ目は「どんな小さな事でも、問題解決の糸口が見つかれば、実行して見る事」です。三つ目は「失敗を恐れない事」です。

私は実体験に基づく「経験知」を整理し、いつでも使える様にしています。そのために研修報告書など記録として残す事と、頭の引き出しの中に整理し、使える様にしています。

この「経験知」は、「知識」を使う事で「経験知」に変わります。今、世界は情報化社会です。毎日テレビ・新聞・ネットなどを通じて沢山の情報が発信されています。

この情報も大きな「知識」になります。この様に毎日「知識」は入って来ています。この「知識」を「経験知」に変えられる様に前向きに生きる事です。

この「経験知」の重要性に気づき、それを記録や頭の中の引き出しに入れる習慣を付けることで「経験知」は花開き、第二の人生も薔薇色になると考えます。

   人生は 知恵を貯めても 生かさねば

     絵にぞ描きし  餅に等しき

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