行政改革は洗濯 3.心の洗濯

この「行政改革の洗濯」では、そこに働く人(国家公務員・地方公務員)と国民の「心の洗濯」という大変難しい難題が控えています。この「心の洗濯」をしっかりと行わなければ「行政改革」は中途半端に終わり、国民が満足出来る形にはなりません。そのために「心の汚れを落とす洗剤」が必要になります。

この「心の洗濯」とは、基本的に「ものの見方を変えること」です。例を上げれば「思いやりの心を持つこと」「他者依存しない」などです。これが「意識改革」です。さて「心の汚れを落とす洗剤」とはどんな「洗剤」でしようか?そしてこの「意識改革=心の洗濯」の効果を測る物差しはあるのでしょうか?

まず「行政改革」と「企業活性化」とは規模が違うだけで、基本的には全く同じです。何故なら、その目的は、企業に於いては「生き甲斐を持って働ける職場になること」であり、国に於いては「安心して暮らせる生活環境になること」です。

ではこれから企業活性化に於ける「意識改革」の実例を上げながら「意識改革とは何か?」「心を洗う洗剤とは何か?」について具体的に順次説明していきます。

まず最初にしっかりと知っておかなければならないことは「意識改革とは他人の意識を変えるのではなく、自分の意識を変えること」が出発点になります。何故なら「他人の心の中を覗き見することは出来ませんし、変えることも出来ないから」です。

                 続く

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高山市の東山遊歩道で撮りました。