「組織風土診断」を一年間隔など、定期的に行うことで社員の意識の変化と共に、業績の変化も見て取ることが出来ます。
活性化研修に取り組んだ、実に様々なお客様に対し、活性化研修開始時と1年後、2年後、3年後に、この「組織風土診断」を行いました。不思議なことに、この組織風土診断の総合点が上がることで、業績も相関して上昇していました。組織活性化は必ずしも業績を上げる活動だけでなく、社員が考える会社の問題点に自ら取り組む活動であり、「組織風土診断」も社員による自社評価なので、こちらも直接的には業績について評価していません。しかし「組織風土は業績に大きく影響していた」のです。言葉を変えれば「組織風土の改善が、業績改善の大きな力になっていた」とも言えます。
このことから、この「組織風土」の改善が、直接業績に影響を及ぼしたのではありませんが、組織風土とはそこに働く人達の、ヤル気を測る物差しにもなります。正に社員一人ひとりのヤル気が組織風土を良くし、業績向上に繋がったのです。
ブラック企業のように業績の向上だけを求めても、決して「企業風土」は良くなることではなく、逆に組織の持続性にも大きな課題を残すことになります。
この「組織風土」を改善するには、社員一人ひとりのヤル気と共に、「仕組みの見直し」を図り、働きやすい職場にして行かなければなりません。
続く