変化 6. 見本

何故?中国で経験したことをお話ししたのかと言いますと、テレビや新聞などで知る中国の情報と、どっぷりと中に入り、私の眼で確認した情報を伝え、その上で、中国が「世界の中心」になることの危険性を、共に考えて行きたいと願うからです。

地球の「軸」が少しでも擦れると、太陽から受ける熱量も大きく変わり、又偏西風など風の流れや海水の温度も変わるなど、地球の自然環境に大きな影響を与えると言われます。正に「世界の中心」が変わるということは、この「地球の軸」が変わるのと同じです。恐ろしいことです。

このことを知って、誰もが「中国が世界の中心になると危険だ!」と批判したり、心配しているだけでは、一歩も前に進むことは出来ません。世界中の人達が、どの様な「世界の中心」を求めるのか?それを具体化しなければなりません。もう余り時間がありません。

では、21世紀の「世界の中心」は、どの様な国が理想なのでしようか?私が願う「世界の中心」とは、軍事力や経済力など「力」を持って牛耳るのではなく、全ての国の「見本」となれる「仕組みの柱」を持っていることです。

その「仕組みの柱」とは、「文化・経済・政治」の三本です。

                                                                 続く

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