変化 2. 衰退

では、何故「世界の中心」は変わるのでしょうか?それは全ての生き物がそうである様に、年を取れば身体は萎縮し、生命力も落ち「衰退」するからです。

この様に、全ての生き物には限界があり、これと同じように「世界の中心」も生き物であり、限界があり「衰退」するのです。

では「世界の中心」として君臨出来るのは、どれだけの年月でしようか?それは100年1世紀が限界であると考えます。

15~19世紀迄「世界の中心」であった、スペイン・オランダ・フランス・英国など欧州列国は「植民地の拡大」という戦略によって、君臨して来ました。そして米国は、「世界の警察官」という戦略によって君臨して来ました。

この様に、これまで「世界の中心」になった国々は、植民地・警察官など軍事力という「力」を用いて、君臨して来たのです。特に植民地の拡大は、国境紛争や人権問題などを招きました。そして今も多くの問題を引き起こす要因になっています。

この「衰退」を招いた大きな要因の一つは、いずれも「仕組み」が時代にマッチしなくなったことにあります。それによって多くの課題も生み出しました。

この様な中で、次の「世界の中心」になるのは何処でしょうか?当然考えられるのが、米国についで世界第二の経済大国になった「中国」です。

                  続く

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