風を読む

母は、夏の暑い日にはよく「風向きが変わったぞ!」と言いました。それは、雷雨が来る前の風のことを言い、雨宿りの準備をします。暫くすると、雷が鳴り始め、雷雨となります。それが何時もピッタリと当たるのです。

この「風を読む」ことは、天気予報が発達していなかった時代には、風や雲の流れを見て、天候を予測しいたのです。それは正に「生活の知恵」でした。

今はネットで10分毎の雨の予報まで出て来ますので、こんな「風を読む」必要はありません。しかし、仕事に於いては、この「風を読む」と同じことを、心がけなければなりません。

この「風を読む」とは「人の心を読む」ということです。これは並大抵のことでは出来ません。これを一つ間違えると、順調に行っていた活性化も、足踏み状態になります。

この「風を読む」には「生暖かい風、雲の流れなど、自然が教えてくれる沢山の出来事を把握すること」が必要です。それと同じ様に、活性化研修では「参加者の心を読むこと」が大変重要になります。

この「人の心を読む」には、長年の「現場経験」が必要になります。正に母が自然の中で学んだ様に、人の心を読むには、現場経験が一番大切です。

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