私は仏壇 ( 7 ) お葬い

私は神棚の舞姫さんとよく話をします。先日こんな話をしました。「神様は力を、仏様はお慈悲をと、言われるけれど、どうなの?」と舞姫さんから問われ、二人で考え込んでしまいました。

下さんの話では「子供の頃、虫や蛇など死んだ物に小便をかけるとチンチンが腫れてしますぞ」と脅されたそうです。それは「全ての生き物の亡骸を大切に葬りなさい」という教えだったのです。

これはメガネの蘭子さんの話です。「先日、下さんが山歩きで林道を歩いてみえた時、小さな蛇の死骸を見つけられました。すると、下さんはその蛇を手に取り、土手を登り、埋めて手を合わせて見えました。この蛇も埋葬されたことで、成仏されたのではないでしょうか」と蘭子さんが言いました。

こんな話を聞くと、全ての生き物には魂が宿り、その魂をどう葬るか?のようです。しかし、自然界の多くの生き物は、亡骸を見せる事なく土に還って行きます。

人間だけが、お葬式を行い、火葬し、お墓を建てて葬います。これは神道も仏教も同じです。このお葬いがあるお陰で私達の今日があるのですね。

しかし、この宗教が戦争の元凶となるのですから不思議です。力やお慈悲に関係なく、宗教で争いが無い日本は、本当に幸せな国で、有難いことです。

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