洗心の森 ( 3 ) 生き物の楽園

この「洗心の森」を管理してみえる、玉腰春男さんは、沢山の巣箱を設置されています。その巣箱一つ一つに、長い棒で餌を入れて行かれます。

すると、色々な小鳥が餌を啄んでいます。玉腰さんからこんな話も聞きました。「この巣箱の中に時には蛇が入るのです。すると小鳥達は、二度とこの巣箱には入りません。自然の営みとは言え、寂しいことです」と言われました。

子供の頃、蛇が木に登り、小鳥の巣を狙っているのを見つけ、棒で叩き時には殺してしまったこともあります。今思えば、これは自然の営みであり、本当に可哀想なことをしたと反省しております。

この「洗心の森」には、日本カモシカやリスなどと共に熊もいる様で、沢山の動物の楽園です。玉腰さんの様な、優しい人に見守られて、小鳥など沢山の生き物が、安心して暮らして行けるのだと改めて知りました。

乗鞍岳や御岳・白山などの峰々は、見る場所によって、その姿が変わって見えます。正に正面から見た顔、左側から見た顔、右側から見た顔など、其々違ったイメージになる様に岳々も同じです。色々な角度から岳々の姿を見るのも、又楽しみの一つです。

御岳は2014年9月27日に大噴火し、多大な被害が出ました。その影響で、今も時々噴煙を上げております。今回は二日間とも、噴煙は上がっていませんでしたが、いつ噴火するか分かりません。

静かに佇む乗鞍岳・御岳・白山などの岳々を眺めていますと、自然の営みが如何に偉大かを、改めて思い知らされました。

                   続く

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左側が乗鞍岳で右側が御岳です。