「馬大尽旧原家」
大馬親方であり大地主でもあった原家は、木曽馬の馬小作制度で財を成し、小作地が日和田・小日和田他、長野県木曽の村々まで及び、木曽馬での馬市には日和田から木曽福島までの38kmを他人の土地を踏まずに行くことが出来た。
最盛期には親馬1700頭、小作馬を合わせると3000頭もの馬を保有し、60人余りの石工や土方をする人が住み込みで働いており、19体の石仏が祀られている。馬に乗った「騎座金剛界大日如来」は非常に珍しく真言宗では最高の仏である。」とあります。
この高根町は「あゝ野麦峠」の舞台となった「野麦峠」があります。この映画は「明治中期、長野県岡谷市にある製糸工場に、飛騨地方から野麦峠を超えて働きに出た少女達の姿を描いたものです。」
40代の頃は東京で仕事をしていましたので、安房峠が通行止めになると、この野麦峠を超えて高山に帰りました。今は道路は整備され、走り易くなりましたが、当時は道幅が狭く対向車が来ると大変でした。
今回は、こんな思い出多き高根町で、乗鞍岳・御岳を眺めながら、鶯や小鳥の声を聞き、長嶺林道をウォーキングして来ました。
長嶺林道からの御岳です。
原家の石仏群です。