私「神棚舞姫」は神々様のお社としてお守りしておりますが、この神々様がお話し合いをされますので、耳を澄まして聞いております。それを聞いておりますと、少し気になることがあります。
その気になることを少し話させていただきます。
「飛騨の人々は神々を大切にしてくれ、お祭りには特に力を入れている。それは誠に有り難いことだ。しかし大自然との共存ということを忘れている。これは飛騨の人だけでなく、世界中の人に言えることだ。
その第一が「山の管理」だ。今、山は荒れ果てている。それは神々が住む所が荒れていることだ。残念ながら祭りを行っても、神々が住む一番大切な所を、全く手入れしようとはしない。
外国材が安く入ると言って、国内材は利用されず、その結果、山が荒れ果てている。「山は固定資産税が掛かり、持っていても資産価値はないので、一円でよいから買って欲しい」という話まで聞こえてくる。何と馬鹿げたことを言っているのだ。
農作物が猿・鹿などで荒らされ、民家の近くまで熊が出てくるのは、山が荒れ果てているからだ。本来自然は互いに助け合い、山が荒れることない。しかし人間のわがままで、ブナやナラなどの落葉樹を切ってしまい、杉や檜などの針葉樹を植林して来た。特に戦後チップ材として植林されたカラ松は、外国材に取って変わられ、荒れ放題になっている。
山は本来、落葉樹や常葉樹などが生い茂ることで、自然のバランスが取れ、荒れることはない。この自然を人間が荒らし、そのツケが温暖化などという形で来ているのだ。このことを早く気づいて欲しい」
と言って見えました。
私「神棚舞姫」がお話ししたかったことは、全てお話しすることが出来ました。神々様のお社として、これからもしっかりお守りして行きます。
ご主人様がこんな短歌を詠んで下さいました。
舞姫が 守るお社 神々の
笑顔溢れて 福が舞い込み
終わり
次は「私はメガネ」です。