平成25年10月に伊勢神宮様の「62回式年遷宮」が行われました。「式年遷宮」の歴史を伊勢神宮様のホームページで見ますと
「式年遷宮の制度は、天武天皇のご発意により始まり、次の持統天皇4年(690)に第1回が行われました。長い歴史の間には一時の中断はあったものの、これまで20年に一度、約1300年の長きにわたり繰り返し行われ、平成25年10月には62回目の遷宮が行われました。」 とあります。
ご主人様と奥様は、この「式年遷宮」が終わった翌年1月中頃に、伊勢神宮様へお参りに行かれました。この時偶然、お取り壊し前の、外宮様の旧御神殿を拝観されたのです。20年に一度、それも一ヶ月しか拝観の機会が与えられない貴重な体験に、大変お喜びになりました。
この外宮様の旧御神殿を見学出来たのは、ご主人様が特別参拝券を持って見えたことと、ご主人様も奥様もスーツを着て、正式に参拝できる服装であった事です。見ていますと「この服装では見学は出来ません」と断られる方も見受けられました。
御神殿へ入れるのは、天皇陛下をはじめ、皇族の方々のみです。その御神殿へ旧御神殿とは言え、天皇陛下など皇族の方々がお参りされた神域を、拝観出来ることに大変緊張してお見えでした。
又何というご縁でしようか。平成29年10月に行われた「63回式年遷宮」の御神殿に使われる「御神木伐採神事」も拝観されたのです。私、舞姫から見ておりますと、このことは偶然とは言えない、敬神の念が導いて下さるご縁ではないかと思っております。
続く