店長からは「クインベッドの在庫はない」とのお話しで、旦那様は少しご不満のようでしたが、私のお嫁入りを決めていただきました。一時はヒヤヒヤしましたが、これで一安心です。
お嫁入りした初夜は、旦那様も奥様も引っ越しでお疲れになり、早々とお休みになりました。私は初夜は、だいぶ荒れるのだはないか？と構えておりましたが、それは要らぬ心配でした。
それはそうです。もう、このご夫婦は、来年金婚式と聞きました。新婚ならいざ知らず、50年近く経つて、初夜気分とは、とても無理ですね。
朝、旦那様が眼を覚まされ「よく寝れた」との一言に、嬉しくなりました。昨日は色々ありましたが、無事に、私の初夜？が、迎えられたことに感謝しております。
旦那様が、カーテンを開けらますと、朝陽が燦々と降り注ぎます。何と気持ちの良いことでしょう。
旦那様は暖かい季節は雨戸は閉められないようで、雨戸さんが「僕の役割は北風が吹き、寒くなってからだよ。それまではお休みさ」と言っていました。まだ9月です。雨戸さんが、陽を浴びるのは、11月以降になりそうです。
次の日、旦那様は仕事で岐阜に行かれました。奥様は旦那様を玄関まで見送られて「行ってらっしゃい」と声を掛けられました。マジェスタさんも元気な声で「行って来ます」と、奥様と私に声を掛けてくれました。仲の良いご夫婦です。
この日は奥様一人です。朝から引っ越し荷物の整理にてんてこ舞いです。この夜は、奥様もお疲れになったようで、早々とお休みになりました。
続く
穂高連峰です。
