卒業 3. 洗脳

私は4歳の時「肺炎」にかかり、約半年間生死をさ迷いました。両親の心労はいかほどであったか。大変な心配を掛けしました。お陰様で両親の「早く回復し、元気になってくれ」との願いと「元気になって、両親を安心させ、社会に役立つ人間になりたい」という「いのちの願い」が叶いました。

そんな母は、「お前は天に生まれると書く、天生峠の金山で産まれた。その日、東南海地震という大地震が起きた。これはお前に、天が金と自信を与えてくださったのだ」と言いました。金山を金、地震を自信」とは、凄いことを頭の中に叩き込まれたものです。そんな母に「洗脳」されて育ちました。

私が「卒業」した小・中学校は、同じ校舎で同級生は40人余でした。小学校の担当の先生は、1〜3年生まで女の先生で、4〜6年生まで、男の先生で、このお2人の先生は、公私を問わず色々な面で本当に熱心でした。今日あるのは、小中高校時代の恩師のお陰と感謝しております。

この両親と先生の「願い」があってこそ、「いのちの願い」を知り「死と再生」が出来たと感謝しております。

*死」とは「別れ・去る・出る・止める・捨てる」などの言葉にあたります。「再生」とは「失われかけたものが元に戻ること。新しく生まれ変わること」です。

   今は亡き 母の笑顔が 夢に出て

    今日も挑戦  いのちの願い 

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