今「猫」が発情期を迎え、雌猫を求めて、雄猫同士の激しい戦いが続いおります。その唸り声が一晩中響いています。そんな中で、昨日の朝方、急に雄猫の唸り声が優しい声に変わりました。長い戦いの中で、やっと雌猫と結ばれた様です。この声を聞いて嬉しくなりました。

小学3年生の頃、隣に金沢からお嫁に見えた方が連れて見えた、真っ白なペルシャ猫が、母に懐いて帰らなくなりました。名前は「チヨン子」と言い、余程母が気に入ったのでしようか?いつも母から離れませんでした。

しかし発情期を迎えると、何処かへ出掛け一ヶ月以上帰って来ませんでした。母はチヨン子を探して走り回っていました。そんな中、白い猫を見たとの情報が入り、母と探しに行き「チヨン子、チヨン子」と母が呼びますと、嬉しそうに「チヨン子」が母に飛びついて来ました。その時の母の涙は、今も忘れることは出来ません。

外から聞こえる猫の唸り声に、母とチヨン子を重ね合わせて思い出に浸っております。

   真夜中に  闘う猫の  唸り声

    コロナと闘う 世界重なり

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高山市の古い街並みで撮りました。