健康で走り回っていた時は、全く気付かなかった「健康」の有難さを今回は思い知りました。
脚を骨折しますと院内を動くのは全て車椅子です。トイレへ行くのも、顔を洗うのも全ても車椅子です。正に車椅子が私の脚です。やっと入院から10日以上経ちましたので、車椅子の操作も大分慣れて来ました。
こんな時「手足無き聖人と言われた中村久子さん」を思い出しました。3歳の時「脱疽」という病気で手足を切断され、、想像を絶する様な人生を歩まれました。享年72歳でした。この中村久子さんと比較して、一時の骨折の痛みが恥ずかしくなります。
私が中村久子さんの言葉で座右の銘にしているのは
「人生に絶望なし、如何なる人生にも絶望はない」
です。手足無き不自由な身体で「人生に絶望なし」との、この言葉の重みに圧倒さると共に生きる力をいただいております。
一休み 車の中か 病室か
神が与えし 場所は選ばず
入院してる久美愛厚生病院です。乗鞍岳が眼の前に見えます。