地獄で学ぶ

この話は仏教の世界での「地獄」ではありません。現生の世界の「地獄」です。「地獄を見た者しか解らない」と言われますが、その通りだと思います。

さてどんな地獄を見たのでしょうか?この地獄は父や母も見、その地獄の有り様を遠くからですが、私も眺める事が出来ました。

その父や母が見た地獄とは、父の失明です。食品を製造する会社の専務をしていた父が、一夜にして失明という地獄に落ちたのです。

この時、父は42歳、母は36歳、私は小学5年でした。父の給与が生活の全てであり、一夜にしてその収入源が消え去りました。父と母が激しく言い争っている姿が、今も眼に浮かびます。

私もコンサルタントとして認められるまでには、3回の地獄を見ました。この地獄を見る原因は、全て「自己過信と栄華を夢見た」からです。

もう地獄は見たくありませんが、何故かお客様の地獄に、引きずり込まれてしまいます。これが仕事であり、良き勉強の場と捉え、閻魔様と仲良くなりたいと思います。

  地獄とは 打たれ打たれて 学ぶ場所

    閻魔大王  友もと迎えて

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救いの手を差し伸べてくださる阿弥陀様です。