さぶいなぁ

高山は、今年も気温がマイナスになり、寒い日々が続いています。この時期になりますと高山での挨拶は「さぶいなぁ」「しみるなぁ」という挨拶が飛び交います。この言葉は「寒いですね」「冷えますね」という意味です。

今は暖房の効いた暖かい部屋で過ごすことが出来ますが、子供の頃は隙間風が入り、朝になると雪が吹き込み布団の上に薄らと積もっていました。

こんな朝の家族の挨拶は「さぶいなぁ」ではじまります。

この頃は、毎日のように雪が降り、朝早くから、通り道の雪掻きです。「かんじき」という雪道を踏み固める道具を使って道を付けました。

暖冬の影響でしょうか?最近は雪の量は大幅に減りました。雪が降ると除雪車が通り、除雪作業は本当に楽になりました。それでも雪掻きをしなければならないことが、数回ありますが、その数も減りつつあります。こんな「さぶいなぁ」の日々がもう直ぐやって来ます。

  さぶいなぁ 交わす言葉に 年の瀬の

    南天何処か  春を誘いて

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お月様が冴え渡る時は、本当に冷えます。