「 バス 」

swnm82016-03-27

父は自宅で治療院開業から3年目に8キロ離れた神岡町の街の中に新しく治療院を開業しました。その時、私は中学を卒業し地元の高校に入りました。この日から父との二人三脚がはじまりました。毎朝バスに乗り、帰りも仕事が終わるまで待って一緒に帰りましたが、最初は父との二人三脚に抵抗がありました。
そんなことを打ち解したのは親友の「下裏君は何時もお父さんと一緒でいいなあ。」との一言です。親友は第二次世界大戦でお父さんが戦死され、お父さんの顔も全く知らないとのことでした。この時から父と手を取って歩むことに誇りさえ感じるようになりました。
親友の 言霊響き 親誇り