「運命は性格の中にある」

『昨日、日本経済新聞の高原慶一郎さんの「私の履歴書」の中に芥川龍之介の「運命は性格の中にある」を読んで、ハッ!としました。恥ずかしながら、この記事で初めて、この言葉を知りました。その意味をネットで調べますと「運命は超人的なものではなく、その人が持つ性格によって型づくられたものであり、故に性格を把握することが大切である」とあります。

今の私の性格は母に似て、余りものごとにこだわらず、明るく、若い人とも目線を同じにして話し合うことが出来ます。なぜ「今の私の性格は?」と書いたかと言いますと歳とともに性格が大きく変わって来たからです。高校生頃までは、おとなしく、口数も少なく目立たない方でした。高校を卒業して社会人になると、私の性格は大きく変わりはじめました。

飛騨信用組合に勤務し、外勤や貸付を担当しました。その結果、自然に口数が多くなり、自分の意見もはっきりと言えるようになりました。この頃は少しやんちゃ坊主で支店長などに迷惑をかけました。経営コンサルタントの道を歩むと決め、飛騨信用組合を退職しました。

そして木工会社の専務・社長やホテルの支配人などを経験しましたが、やんちゃ坊主の性格は尾を引いていました。そして43歳で経営コンサルタントとして独立しました。ここから性格は大きく変わりました。そして自分が本当に好きになれたのです。この「運命は性格の中にある」の通り、性格が変わることで私の人生も大きく変わりました。この言葉の重さを改めて実感しております。』