すまんなぁ

「すまんなぁ」とは飛騨弁で「有難う」という意味です。母はこの「すまんなぁ」をよく使いましたが、母のお母さんは「すまんのう」でした。私は母から教わった「すまんなぁ」が口癖になっています。

昨日の朝、8時半から研修がありましたので、5時半に起き事務所に入りますと、社員が仕事をしています。「どうしたの?」と尋ねますと「急ぎの仕事が入りましたので」との返事が返って来ました。朝早くからすまんなぁ」と声をを掛けますと、笑顔が返って来ました。

又この「すまんなぁ」に惚れたのは、飛騨信用組合に勤務していた時、支店長が「下裏君!遅くまですまんなあ」と声を掛けて下さると、疲れが吹き飛び、ヤル気が湧いて来たからです。

この「すまんなぁ」という言葉は、今、余り聞くことは出来ません。この「すまんなぁ」という言葉には、心の奥底にある和みの心を揺り動かす、大きな力がある様に感じられてなりません。

先人が長い間使って来た、和み心を揺り動かす「すまんなぁ」の言葉を、これからも使い続けて行きたいと思います。

  すまんなぁ  この一言が  ヤル気釜

   火を付け燃やし パワー生み出し

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