「世界の中心は時計回りで?」第2回

『では現在どのような流れになっているのでしょうか?世界の中心は初期移行期にあると考えます。歴史が物語るように、時代が代わるには激動の時を乗り越えて行かなけばなりません。

現在も又歴史を繰り返しています。先進国首脳会議G8が、今回は先進国と新興国の20ヶ国が参加しG20サミットとなり定例化が決まりました。その背景には経済力をつけている新興国を欠いたままでは、世界的な経済問題を解決できないという共通認識にあります。言葉を変えれば米国の世界のリーダーとしての力が弱まったことの現れです。

ここ10年余りは新興国の力が付き、合議制の基で世界経済は動いて行くと考えます。しかしこの合議制方式では経済は横ばいか悪ければ降下し成長は望めません。やはり世界経済が右肩上がりで上昇し、時代が求める形になるには強いリーダーシップが必要です。

では今の日本の政治・経済の現状で世界の中心になれるのでしょうか?。私は今回の政権交代が大きな節目になると考えます。明治以来の政治形態を打破し、新しい政治形態が完成すれば日本が世界の中心になる第一歩が踏み出せると考えます。そのためには日本国民一人一人がこのことをしっかりと自覚しなければなりません。では日本はどのような形で世界の中心になって行くのでしょうか?
このことは又次回に。