「今年の抱負を素晴らしい花火と共に」

『昨夜は午後8時から高山市内を一望出来る、アルプス展望公園「スカイパーク」から花火が上がりました。雪も一休みし、暗い世相を吹き飛ばすように、真っ暗な夜空に素晴らしい大輪の花が咲きました。今年はこの花火のように明るい夢のある年になることを願うばかりです。

新年にあたり、こんなことを考えました。なぜこのように国の内外を問わず政治・経済が混迷するのか?。です。私はこの混迷する最大の要因は「政治の仕組みが時代の流れとズレていることにある」と考えます。この政治の仕組みとは「法律・法令・政令など」のことです。この政治の仕組みの見直しが必要不可欠です。ではこの時代遅れの仕組みを、どう解決すればよいのでしょうか?。

そのためには、問題点の抽出が必要不可欠です。その理由を当社の樽式活性化法で説明いたします。当社では、樽式活性化法を使用し、企業活性化に取り組んでいます。どの企業においても、問題点は山のようにあります。私はこの問題点は困りものの、ゴミではなく企業を成長させる宝物ととらえています。なぜならば問題点の改善に取り組むことで、知恵が生まれそのことで社員のレベルアップに繋がります。山のような問題点を抱えている企業ほど、大きく発展する可能性を秘めているのです。それに気づく感性が経営者に今一番求められているのです。

この問題点の抽出を第一回の活性化研修で行います。そして問題点を意識(仕事に取り組む姿勢)・組織(責任・権限)・仕組み(仕事の流れ:行政では法律・法令・政令、企業では作業標準書・作業手順書など)に3分類しますと85%は仕組みの未完成にあります。私は政治の問題点も、その難易度・量・複雑性は違っても企業と同じであると確信しております。この問題点を解消し、仕組みの完成度を上げることで業種を問わず「生産性の効率化が図られ、無駄が削除され、利益体質の強化が図られ、一番の効果は仕組みの完成度が上がることで、業務の範囲・責任が明確になることで、社員に危機意識が生まれ意識改革が進むこと」です。

このように問題点の明確化が必要不可欠です。この問題点はどの仕組みが未完成で起きているか?。その仕組みのどのプロセスに問題があるのか?。その仕組みの見直しを行うことで、問題点は一つ一つ解決されて行きます。国を上げての作業は、計り知れない労働力とお金と時間を必要とします。このお金は時代を変える大きな大きな生き金となります。

この問題点を抽出するには、就職が決まっていない大学生などを活用することです。なぜ大学生を活用するのか?。その第一は「専門的知識の活用」にあります。第二は「大学との知識の共有化」です。大学は各都道府県にあり、大学生を活用して各地の問題点を抽出するには、この大学生集団は最高です。この大学生を中心に問題点を抽出することで、次のような効果が生まれると考えます。まず第一は「大学生の雇用を促進することが出来ること」です。第二は「大学生自身、問題点の本質を知ることで、世の中を観る眼が変わり意識改革が進むこと」です。第三は「この大学生がリーダーとなって、新しい仕組みづくりを行うこと」です。第四は「仕組みを見直し、時代が求める仕組みが出来れば、無駄が削除出来、根本的な借金体質を脱却出来る仕組みが出来ること」です。第五は「各都道府県の大学生を活用することで、国・都道府県・市町村の問題点も明確に出来ること」です。このことで、都道府県・市町村の仕組みの見直しも出来ます。借金体質は国だけではありません。都道府県・市町村も同様の借金体質なのです。この借金体質を国・都道府県・市町村と全ての仕組みを変えなければなりません。実行権がない「事業仕分け」など部分的な改善では、総体的な改革は不可能です。この大学生を活用して問題点を抽出するには、そのための仕組みづくりが必要です。この仕組みづくりも大学生から募集し、「問題点抽出の仕組み」を作ることから始まります。

待ちの姿勢では世の中は変わりません。世の中を変えるための先頭に立つのが、国会議員の方々です。党内の内紛や他者批判をする前に、時代が求める仕組みづくりのための第一歩として「問題点抽出の仕組みづくり」をどう行えばよいか?考えて頂きたいと思います。そしてみんなが明るく、幸せに暮らせる世の中にして頂きたいと思います。

なぜこのような提案をするか?。その最大の要因は「21世紀の世界の中心を早く明確にするため」です。私は世界の中心は時計周りで回ると考えます。19世紀は英国・20世紀は米国でした。その米国の求心力は衰えています。世界の中心が混迷から脱却するには、早く次の世界の中心が必要なのです。多く人は「21世紀は中国である。」と思われる方が多いと思いますが、私は現実の中国では決して世界の中心になることは出来ないと考えます。世界の中心の条件は、第一に「言論の自由が確保されていること」です。第二は「自由民権であること」です。そして第三は「世界が認める国であること」です。このことから見ても中国が世界の中心なることは不可能です。

では21世紀の世界の中心はどこか?。それは日本です。日本は世界の中心に成りうる全ての条件を整えています。しかし残念ながら一番欠けているのが、危機感の欠如です。この危機感を持つためには、全国民が問題点と仕組みの重要性をしっかりと知ることです。そのためには、国を上げて問題点の抽出と仕組みづくりが必要不可欠です。日本が世界に先んじて時代が求める仕組みづくりを行うことで、米国の軍事力による世界の中心から、仕組みづくりを手本とした、平和で新しい世界の中心に日本がなれると考えます。そのためには、まず私達日本人が「21世紀の中心は日本にする、しなければならない」という大きな夢と挑戦心が必要です。“見る夢は叶えられ、見ない夢は叶えられない”の通り全国民が世界の中心になる夢を見、その夢に挑戦して行きましょう。必ず夢は叶えられます。』