頭の引き出し?

「頭の引き出し」と聞いて驚かれるのではないでしょうか?この頭の引き出しとは「経験知を入れる頭の引き出しのこと」です。

私はこの頭の引き出しが、きちんと整理されていれば、人生は大きく変わると考えています。

何故かと言いますと「仕事が出来る人、出来ない人の差は、この頭の引き出しの整理度で決まる」と考えているからです。

この考え方は、120社余りのお客様の活性化に、取り組んで来た経験から言えることです。

活性化を行った従業員の多くは、この頭の引き出しが形づくられます。何故、頭の引き出しが形づくられるのでしようか?それは仕組みと頭の引き出しは、基本的に同じだからです。

仕組みとは、仕事の流れを明確にすることです。正に仕事の流れを整理整頓し、誰でも分かるようにすることです。この作業を半年・一年、二年と仲間同士で繰り返し行うことで、経験知も自然に整理され、頭の引き出しが出来上がるのです。

この仕組みづくりは、問題点を解消することが目的です。問題は日々の生活の中でも常に発生して来ます。この問題点をいかに早く解決するかが、夢ある明るい生活を送るための原点です。この問題点を解決する手法を知ることで、仕事といわず、私生活においても、生きる大きな自信=力となります。

私の頭の引き出しは、お客様毎にあり、その中に顧客・生産・工程・原価管理など沢山の引き出しがあります。

しかし一番の課題は「この頭の引き出しをいつもスムーズに引き出すことができるか」です。この引き出しの潤滑油になるのが「夢」です。この夢を只見るのではなく、夢を叶えるためのプロセス=道順をはっきりさせることで、潤滑油の品質は上がるのです。

このように企業活性化とは「企業の利益体質が図られるとともに、参加者一人一人が夢ある人生を送れるようにすること」が大きな目的です。

その第一歩が、この頭の引き出しをつくることです。

     経験知    錆びてしまえば    くず鉄に

         引き出し整理     夢を叶えて

何が趣味?

「何が趣味ですか?」と聞かれると困ってしまいます。何故なら特別な趣味は無く、20代に謡と詩吟を習い、夏山登山をしましたが、全て仕事に呑み込まれてしまいました。強いて言えば仕事が趣味だからです。朝から晩まで三百六十五日仕事のことを考えています。
有難いことに、仕事が面白くてしようがないのです。特に頭を悩ます仕事が面白いのです。このお客様は、今後どう対応すればよいか?など、頭の中はお客様のことで一杯です。
しかし年に何回かは、頭が疲れ果て、思考能力が落ち込んでしまいます。この思考能力が落ち込んでしまうと、もうどうにもなりません。ただ寝るだけです。食事は朝と夜の2回で、軽くいただきます。今まで一番寝たのは、5日間で普通3日間です。身体の調子が悪いわけではないので、ただ寝るだけです。余り熟睡することから、時々家内が心配をして、ホッペをつねりに来ます。それ程熟睡しますが、寝過ぎて腰が痛くなるなどということは、全くありませんから不思議です。この寝ることも、一つの趣味かも知れません。

何故仕事が趣味になってしまったのか?それは日々の生活と仕事の境が無くなってしまったからです。これも父が大きく影響しています。「どんな仕事でも、その道のプロになれ!プロになるためには、人一倍努力しなければ、プロにはなれない」と教えられました。

この教えのお陰で、年中その道のプロとして、どうすればより効率的に、活性化を進めることが出来るか?など頭を悩ませております。

野球選手やサッカー選手などプロの選手は、身体と技が資本であり、技の質が落ちれば、一夜にして、栄光の道は絶たれてしまいます。

私は仕事をしてお金をいただく以上、プロとしての意識を高めることが、絶対条件であると考えております。
野球選手やサッカー選手に憧れるのではなく、自らがその道のプロとして仕事をし、多くの人々から憧れられる、プロとしての仕事人になりたいと願っております。
        仕事人     求める道を      一筋に
            磨く技量は    明日の一歩と

樽が閃く?

私は「閃きは人生を変える」と考えています。その閃きを導いてくれるのが「悩み苦しむこと」と考えます。この悩み苦しむことで「アツ!」と驚くような閃きがあるのです。

「樽式活性化法」が閃いたのは、悩み苦しんだからこそ、生まれたものです。その苦しみとは「どうすれば従業員一人ひとりの役割を言葉ではなく、形として説明出来るか?」正に「百聞は一見にしかず」を狙ったのです。

その苦しみは経営コンサルとして独立し、秋田県鹿角市で初めての仕事をした時です。朝から晩まで「どうすれば、組織を形として見せることが出来るか?」その闘いでした。

そんな闘いをしていた時、思わぬ所で閃きました。それは3月のある日、仕事を終え宿泊先の旅館に帰り、川向かいにある大湯温泉の露天風呂に行きました。この露天風呂の温度は43℃以上あり、最初は余りの熱さに飛び上がりました。しかし何回か通う内に慣れ、何とか入れるようになりました。

この熱い温泉のお陰でしようか?その夜露天風呂に行くと、壊れた風呂桶を見つけました。そこで「閃いた!」のです。温泉に入ることを忘れ、一目散に旅館に帰りました。

そこで閃くがままに描いた絵が樽で、夜を徹して作り上げ、夢としていた「樽式活性化法」の原形が出来上がりました。この大湯温泉の近くに縄文特別遺跡になっている「大湯環状列石」があり、そこでいただいたパワーも、樽を導いてくれたのかも知れません。この「樽」が閃いたお陰で私の人生は大きく変わりました。

それから一年後「樽式活性化法」は完成し、東京の新聞社に持ち込みますと「大変面白い!」と言われ、日刊工業新聞・生産性新聞など、各社の新聞・雑誌に取り上げられました。その結果、樽式活性化法が話題となり、各地の商工会議所などから講演依頼が来るようになり、全国各地を講演して回りました。閃きとは本当に不思議です。一つの閃きが大きな夢を叶えてくれるのですから。

        閃きが      夢を導き     夢叶え

            歩むる道も     開き輝き

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樽クイズ

日本経済新聞の当社の広告「樽クイズ」をご覧いただき誠に有難うございます。

この樽クイズは如何でございましたか?

この樽は組織を形として見ることが出来る当社独自の「樽式活性化法」です。

樽クイズの解答です。図に解答を記載しておりますが、これからその詳細を説明させていただきます。

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1.フタ

フタは酒の中身を守る為のものです。組織のフタは「就業規則などで社員が守らなければならない約束ごと」です。

2.側板

側板は「社員」です。この側板の「長さは意識、幅は貢献度、厚みは知識・経験知」です。

側板の長さが不揃いなのは、社員の労働意識が低いことの現れです。業績不振はここから発生します。

3.底板

底板は「資本金・自己資本と信用」です。この底板は企業の大きさを決定付け、信用が喪失すれば、廃業・倒産などに繋がります。

4.タガ

タガは「管理職」です。下のタガから「係長・課長・部長」となります。「タガは上から落ちる」という諺がありますが、中身が減ると、中からの圧力が弱まり、その結果、タガが外れることになります。組織のタガも、同様のことが発生して来ます。

5.中身

この樽は酒樽で中身は「酒」です。組織の樽の中身は「商品・製品・サービス・売上・利益・企業文化」です。この中身( 酒 )を守るには、しっかりと密封された状態でなけらばなりません。フタや側板に隙間があれば、そこからゴミなどが入り、燗が抜け酒の味は落ち、売り物にはなりません。組織の中身では「製品の質が悪く、不良品が多い、サービスが悪い」などとなります。この結果経営不振の大きな要因になります。

今回のセミナーでは実際の樽を使い、樽を組み立ていただきます。体験することで、より組織の役割を理解していただけます。

当社のセミナーは120社という、企業活性化の実務経験に基づいて行います。この実務経験のことは、この「夢冒険」の中で書いております。又順次書いて行きます。

この飛泉塾は一方通行ではなく、各種ゲームなども取り入れ「考え!気づき!を実務に活かせるセミナー」です。

又各種のホロもしっかりと行い、実務をしていて、不明な点のご相談も受付ます。ぜひご参加下さい。お待ちしております。

      役割が     一つ欠けても     情けなや

          赤字生み出す     闇は続きて

 

長いトンネル

愛知県と富山県を結ぶ「東海北陸道」は「トンネル街道」とも言われます。特に清見ICから砺波ICまでは、長いトンネルの連続です。特に「飛騨トンネル」は長さが10712kmあり、日本で3番目に長いトンネルです。冬は大雪に見舞われますが、このトンネルのお陰で、冬道もスムーズに走ることが出来ます。
活性化の依頼を受けるお客様の多くは、長いか、短いかの差はありますが、多くはトンネルの中にあります。特にバンクミーティングの対象となる、経営が厳しいお客様は、長い長いトンネルで、光が全く見えない暗黒の世界です。
この長いトンネルを抜けるには「従業員の心にやる気と必ずトンネルを抜けることが出来るという希望の灯」を点けなければなりません。
企業活性化とは、「従業員の心に灯をどう点けるか」の闘いです。それが意識改革のはじまりです。
時にトンネルの中は、水が滴り落ち、凍りついていて、寒さで震える状態 です。こうなると従業員の心に、火を点すだけでは、寒さをしのぐことは出来ません。温かい飲み物や温かい衣服が必要になります。
この温かい飲み物や衣服に当たるのが「研修での問題点の抽出や5S活動・仕組みづくり」です。参加者一人一人が、自ら身体を動かし、自らが自らの力で、身体を温めることが一番大切です。
問題は「どう効率良く、参加者の身体を温めることが出来るか?」です。それには「講師の熱意と誠心誠意尽くす」という姿勢が一番大切です。それには「講師の経験知の中身と経験知の引き出しが綺麗に整理され、滑りが良くなっているかなど経験知の管理度」が大きく左右します。
改めて「経験知の管理の重要性」を再確認して行きたい思います。
      真っ暗で       寒さに震え   .  立ち竦み
              心の光      闇を照らして

温泉♨️でゆったり

先日家内と高山市荘川町にある「ホテル龍リゾート&スパ」に行って来ました。このホテルは荘川ICから車で10分程の所にあります。唐松など沢山の森林があり、森林浴には最高です。海抜が高いことから、少し肌寒いほどでした。
この温泉♨️は純粋の掛け流しで、この日は欧州からの団体客が、60名余りありましたが、全くお風呂で会うことはありませんでした。支配人の話をでは「欧米のお客様の多くは、温泉に入らず、部屋のシャワーで済まされる方が多いようです」と言われ、少し驚きました。
この温泉 に3回入りましたが、3回とも誰とも会わず、温泉を独り占めし、露天風呂では、腕立て伏せなど沢山の体操をして来ました。
この温泉の近くには、北海道を除いて−25℃という最低気温を記録した六厩という所があります。何故、この地域だけ、これだけ気温が下がるのか?不思議です。
私の食事は朝4・昼4・夜2の割合でいただき、朝食を一番食べるようにしております。何故なら夕ご飯が少ないことから、朝、腹が減り目が覚めてしまいます。このスタイルは最高です。何故なら、朝の頭が冴えている時に仕事が出来るからです。
このホテルの朝食はバイキング方式でしたが、品揃えが豊富で、美味しくいただきました。
飛騨には、下呂温泉奥飛騨温泉郷など、沢山の温泉がありますが、最近は、高山市も温泉地として人気が出て来たようです。掘削すれば、何処でも温泉が湧き出るのですから、知らぬに温泉地と化しています。正にその一つが高山温泉♨️です。疲れを癒して又ひと頑張りします。

白山が綺麗でした。この写真は5月に撮ったものです。

    露天風呂     独り占めして    ご満悦

         月影流れ     疲れどこかへ

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人生の並木道 青年期 ( まとめ )

青年期を振り返りますと、青年期は中年期の激動の時代を乗り越えるための前哨戦でした。その意味で、この青年期の経験は大きな意味を持っています

青年期は良き上司に恵まれ、思う存分仕事をすることが出来ました。そして「何時までに、何を、どのように計画し、実行すべきか」を学び、「責任は全て負えるだけの力を付けなければならない」と痛感しました。この時、経験したことが、経営コンサルとして独立しても、大いに役立ち、経営方針として活かしております。

「苦労は買ってでもしろ!」と言われますが、正に上司の教えを守り、どんな厳しい経営環境にあるお客様にでも、飛び込んで行った!その勇気と経験が度胸に繋がり、大きな自信になつたと確信しております。

青年期には、先輩に誘われ、槍ヶ岳奥穂高岳など沢山の峰々を縦走しました。重い荷物を背負い登りましたが、毎日鍛えた日掛のお陰で、先輩から「もっとゆっくり!」と注意される程の健脚ぶりを発揮しました。

「鉄は熱いうちに打て!」と言う諺がありますが、青年期と言う!燃え滾る鉄のように、打って!打って!打って!鍛えられたことに感謝しております。この鍛えられたお陰で、激動の中年期を、乗り越えることが出来たと感謝しております。

やはり人生とは「青年期にどれだけ身体と頭を鍛え、経験知を蓄積することが出来たか?」で悔いのない人生の分かれ目になると確信しております。

次の31歳から50歳までの中年期は、一生忘れることが出来ない波乱万丈の年月でした。この中年期は「前期前半と後半、後期前半と後半」の4回に分けて、又後日連載させていただきます。

 この御岳にも登りました。

        青春の      若さ任せて      登る峰

             望みし峰は     遥か彼方に

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