高山市図書館に懐かしい「土雛様」が飾られていました。この土雛様を見ると子供の頃父がお雛様の飾り段をりんご🍎やみかん🍊の箱を利用してつくり、母は夜遅くまで土雛様のお化粧をしてみえました。朝起きると土雛様は綺麗にお化粧され間違えるほどになっていました。
この頃はどの家のお雛様も土雛様が多く「雛様見してくれ!おぞてもいいで。豆さえくれりゃ」と言い、家々を回り豆をいただくのが楽しみの一つでした。
暖かい春の日差しの中で土雛様を見ていますと、父や母の面影が目に浮かび、懐かしい日々が走馬灯のように流れて行きます。
土雛の お化粧くずれ 時語り
高山市図書館で撮りました。