人生は魔物との闘い 1. 変幻自在

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」これは平家物語の一節ですが、この言葉から多くのことを学ぶことが出来ます。

この高校の時に学んだ平家物語から「人生は魔物との闘い」ということに気づきました。これから何ヶ月かに亘り、休み休みしながら投稿させていただきます。

来年、傘寿を迎えますが、振り返ると、この人生は数知れない魔物との闘いの連続でした。この「魔物」は決して消えて無くならず、息を引き取るまで追いかけて来るという恐ろしい魔物です。しかし、この「魔物」が追いかけて来たからこそ、元気に走り続けることが出来たと感謝しております。

さて、この「魔物」は不思議な力を持っています。時には死の淵まで追い詰めたり、時には大きな夢へと導いてくれたりと正に「変幻自在」です。私達はこの「変幻自在」な魔物と二人三脚をしていかなければなりません。

この魔物とどう付き合えばよいのか?これまで歩んで来た日々を振り返りながら、そのヒントを探して求めていきたいと思います。

               続く

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厳島神社をネットから借用しました。