悩み苦しむことは、人生を歩む上で、当然起こることです。この悩み苦しみを、いかに軽減するかが大きな課題です。しかし、この悩み苦しみが、心という面の成長を促してくれることは間違いありません。「人生は己との闘い」であると言われますが、この闘いの勝敗が決するのは、少し恐ろしいことですが、死後の評価と考えます。

この悩み苦しみを生み出す最大の要因が「時」です。時は必ず動いています。時に誰も逆らうことは出来ません「この世をば  わが世とぞ思ふ  望月の  欠けたることも  なしと思へば」と歌われた藤原道長公も、時には勝てず、一時の夢と成り果てました。

今回の「行政改革」の夢も、時と共に膨らむのか?時と共に消え去るのか?分かりませんが、何れにしても、平和な世界を導くには、この「行政改革」が必要不可欠であることだけは間違いありません。

「時の流れに身を任せ」と歌にあるように、時に流されることは当然ですが、この時を如何に活かすが、人生の満足度という面からすると大きな意味を持っていると考えます。

時との闘いに決して勝つことは出来ませんが、時を有効に活かすことを考えることが、大切なことで、それは又悩み苦しみへの挑戦であり、自己成長への源となります。

       時は  悲しみや苦労を忘れさせてくれる

          又この時は  全てを消し去る  魔物でもある

                岳  靖

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